用語説明

● Penetration (ちょう度)

  ここに引用した数値は、これらのグリースのちょう度を示します。それは現行のグリースを塗付する工程に関して、特定の仕事の為にグリースを選定するのに、主として助けとなります。その数値が低ければ低い程、そのグリースは一層固めのものとなります。
  「手を加えた、ちょう度」(the worked penetration)の決定は、中空の円錐形のものを使ってドイツ工業規格(DIN ISO 2137) (ASTM D 217-68に相当)に基ずいて、25℃、で行います。

● Apparent Dynamic Viscosity (見かけ動的粘度)

  同じ、ちょう度のグリースでも、広く異なる粘度を持つ事が出来ます。この理由に依り、当社のグリースの為に、「見かけ動的粘度」を引用しています。これは25℃に於て300 s-1のshear rate(ずれ速度)で回転粘度計及び「プレート・コーン検査法」(DIN 53018,Part1)を使用して、60秒後に測定してmPa.s(cP)で示した数値であります。
  この300 s-1のシーア・レートは、対物レンズの回転運動と大体同等です。この「見かけ動的粘度」の資料は、当社の従来の「製動力」及び「トルク」に代わるものです。

● Ductility (伸展性)

  伸展性の評価は、当社が開発し、所有している基準に従って行います。
  グリースの伸展性が高ければ高い程、その皮膜が切れる危険が少なくなります。よい伸展性と接着力、並びに強靱性を持ったグリースは、軽くも又重くも円滑な動きを、各機構の部品の間に、産み出し、又、「付いたり、空転したり」するのを防ぎます。

● Evaporation Loss (蒸発によるロス)

  このテストは、ドイツ工業規格(DIN 58397,Part1)に基ずいて行います。即ち容量に対する表面積の割合が出来るだけ大きくなるように、一定の重量のグリースを用意します。そこから之をテスト温度に露出して、蒸発による重量の消失を、一定の℃の、温度で殆ど0.1%まで記されて居ります。グリースの蒸発のロスが低い程、蒸発が密閉した機構の内部の光学的表面に凝縮する危険は低くなります。蒸発によるロスが低いことは、又、いかなる添加物の効果とは関係なく、老化作用に対する良い抵抗性を意味します。

● Spreading Behavior (にじみ)

  このテストは、ドイツ工業規格(DIN 58397,Part2)に基ずいて行います。即ち、特定の量のグリースが、一定のテスト温度で一定のテスト時間内に、濾紙の上で拡散する表面積を測定し、評価します。引用した「Sp」の数値が低い程、そのグリースの拡散の傾向が低いわけです。当社の資料では、この「にじみ」は70℃の温度でテストします。この方法では、濾紙以外の色々な表面に於けるグリースの拡散傾向間の精密な比較をする事は出来ません。しかしながら、あるグリースの標準のテストの場合の作用と、実際に用いられている表面に於ける作用との間には、一般的の相関関係があります。

● Operating Temperature Range (作動可能温度範囲)

  潤滑剤が満足に作用すべき温度は、主として、その作動する環境の温度によって支配されます。当社がここに引用した温度範囲は、研究室の諸条件に基ずいている事に注目すべきであります。
  この温度範囲の絶対限度は、恒温、恒湿の室に於いて、特定の潤滑剤を、その特別の組成分について、テストする事に依ってのみ見いだす事が出来るのです。

● General Remarks (総括的の御注意)

  このカタログは、当社の顧客に助言申し上げて、適当な潤滑剤(グリース)を選択なさるのを、お助けすることを意図して居ります。
  ここに引用した資料は、幾つかの生産ロットについて数回のテストをした結果の平均であります。当社の提供品は、許容し得るバラツキの範囲内で、このカタログに記載した技術的仕様に合致して居ります。
  ここに記載した凡ての情報は、当社の知識と信念の限りに於て、正しいものであります。当社の製品が顧客各位の特定の御要望に適して居ると御満足なさるのは、顧客御自身の責任に於てでありまして、当社の助言にによって、その御責任を除去するものではありません。



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